若戸大橋の高架橋の真下に位置する神社。
地元では「おえべっさん」と呼ばれ、親しまれています。
本殿に向かう前に、まず目に留まるのが左右の狛犬。
近づいてよく見てみると、思わず頬が緩む。
子供達を背負い、胸に抱きしめる愛情深い狛犬たちです。
御案内板を拝見すると、御祭神に「恵比須さま」「大黒さま」とあります。
いずれも、人々に幸福と財宝と長寿とを授けられる慈愛の心に満ち溢れた神様とのことです。
御神徳には、
商売繁昌、事業繁栄、海上安全、大漁満足、家内安全、五穀豊穣
と記されています。
参拝後に、社務所の方へ向かいます。
と、その途中。
本殿左手に気になるものがありました。
海上の安全を守るおいべっさんらしいな。
置かれたのは、推定で江戸時代末期とのことです。
北九州市指定有形民俗文化財。貴重な資料を見る事ができました。
社務所のお神札、お守り。
若松区民に愛される「えびす祭」。
4月の春季大祭と12月の秋季大祭の年に2回行われ、神社に続く沿道には、多くの出店が並び、賑わいます。
若松恵比寿神社
北九州市若松区浜町1丁目2-37