江戸時代の鎖国政策の下、唯一外国との文化交流や通商の窓口であった長崎と豊前小倉を結んだ長崎街道。西洋の文化や新しい技術などを伝える文明の道として、諸大名、オランダ人、中国人などが行き交い賑わいをみせました。今でも随所に宿場町の風情を残す木屋瀬で、宿場にまつわる史料を中心に展示する「長崎街道木屋瀬宿記念館」での企画展をご紹介します。
今回は、北九州市において画家活動をされている眞鍋峰明氏がこれまで制作した20点の油彩作品の展示を行います。木屋瀬宿場内に位置する永源寺の本尊「木造聖観世音菩薩立像(市指定有形文化財)」や、護国院境内の石像である「将軍地蔵」を描いたもののほか、全国的にも著名な仏像を題材とした仏像作品11点と、木屋瀬の史跡として残る西構口や、町屋が並ぶ風情ある町並みなどの風景作品9点です。 眞鍋峰明が描く、精巧ながらもダイナミックな油彩の世界をぜひご覧ください。
■開催日時
2025年9月13日(土) ~9月28日(日)
■開催場所
北九州市立長崎街道木屋瀬宿記念館
■URL
https://tinyurl.com/3sx52zp9