1974年、西日本における公立美術館の先駆けとして設立された北九州市立美術館 本館。
大分県出身で世界的な建築家・磯崎新氏による設計。小倉、戸畑、八幡の3区にまたがる丘の上から、大きな双眼鏡で市街を見下ろしているようなユニークな外観が特徴的です。
約8000点ある所蔵作品は本館のコレクション展にて展示され、その他にも企画展などが開催されます。
版元は、浮世絵版画制作の企画から制作の監督、さらには宣伝、販売までを担う、いわばプロデューサーのような存在です。版元は、大衆の嗜好や流行を見極め、あるいは先取りしながら浮世絵の題材を決め、それを描くにふさわしい絵師を選びます。また、浮世絵制作には絵師が描いた版下絵をもとに、彫師、摺師などの職人たちが関わり、多くの作業工程を経て完成します。そういった制作の一切を取り仕切るのも版元の重要な役割でした。本展では、さまざまな版元たちが江戸時代の出版業界でしのぎを削るなかで生み出した浮世絵版画の名品の数々を展示します。
■開催日時
2025年10月4日(土) ~2026年1月18日(日)
■開催場所
北九州市立美術館 本館 コレクション展示室
■URL
https://kmma.jp/exhibition/collection_hannmotokaramiruukiyoenomeihinn/